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『トンボ』ってなに??
一見は百聞にしかり、とりあえず見てみましょう!
点線での外のものがトンボです!
初めて見た方も多いのでは???
難しそう??
いえいえ
理論だけの説明ですので簡単です!読んで下さいね!
トンボが必要な理由はいくつかあります!
印刷屋の機械を回すとき
印刷機を回す現場の方は何を基準に印刷機を回すと思いますか??
上に書いてある『トンボ』を頼りに印刷機を回すのです!
いわゆる目の不自由な方が点字を頼りにされるくらい
印刷機を回す際に職人さんが最も頼りにするものなのです!
少し驚きましたか??
そうですね、プリンターで出力といった場合は書式設定さえすれば
決まったサイズでプリントされますもんね!
アドビ社の イラストレーターでは
(アウトライン文字の画像化・トンボ作成)といった
機能がついているのでイラストレーターは印刷用データソフト
と呼ばれます。ある意味、これを作成した側がしていなかったら
イラストレーターで作成する意味はないのです!
もしみなさんがワードなどで入稿してきた際には
わざわざ出力をしてそれをトンボのついた台紙に貼り付けるのです
ではもっと深く追求して
なぜ印刷屋はわざわざ『トンボ』を付けるのでしょうか??
答えは簡単!
それはあなたはなぜ、印刷屋に頼むのですか?? にあります!
たいがいはロット(印刷枚数)が大きいからプリンターでは手間・・
といった答えが返ってくるのではないでしょうか??
では考えてみましょう!
印刷屋が何万枚という印刷物をプリンターのように
1枚、1枚印刷していると思いますか???
そんなことはないとわかっていただけますね!
(そんなんめっちゃ時間かかりますやん!笑)
印刷というのはご存じのとおり基本は
大量ロット(枚数・冊数)を刷り上げるものです!
よって例を挙げると
A4の原稿(データ)であれば以下に大きいサイズの紙に
何枚くっつけられるか考えます。
このようにくっつけていきます。
そして大量に高速機で刷っていきます。
プリンターは出てきた用紙サイズですが
印刷屋はトンボの部分を断裁するという作業を
基本にしているので原稿がA4サイズだとしたら
トンボを付けるためにA4より大きいサイズの紙に
貼り付け印刷します!
ここでもプリンターとの違いが出てきましたね!
あと、このトンボを付けることによって
上下左右の絶対値が変わることがないのです!
プリンターでは紙の置き方、
プリンターの紙の吸引の仕方で
多少のズレが生じる場合がありますよね?
印刷の場合は刷り上がったものを
このトンボを目印に断裁しますので
左右の位置のズレを防ぐのです!
データ作成の際にトンボを付けると
いうことは絶対にその原稿データのトンボ位置から
ずれることがないのです!
(ワードなどではデータ上ではトンボはつけれないので
プリンターに出力したもので を台紙に貼りトンボを付けます)
トンボを付ける理由がおわかりいただきましたでしょうか?
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